透湿型接着モルタルを介して、透湿型EPS断熱材「ドライビットボード」をコンクリート躯体を含む防耐火構造として認められた各種の下地構造体に張り付け、ボード表面をスタンダードメッシュで補強した透湿接着モルタルで被覆。
水蒸気を透過させるフィニッシュコートで仕上げる「水蒸気透過型」の経済的な外断熱工法です。
デザイン表現の自由度の高さやメンテナンス負担の軽減などの特長ほか、世界的な防火基準である北米の多層階防火試験をクリアした高い安全性を備えています。
また、軽量のため構造負担を軽減でき、リニューアルにも柔軟に対応できます。
コンクリート躯体を蓄熱体とする「省エネルギー特性」や、結露防止によるカビやダニを発生させない健康な室内環境の維持、外壁の劣化防止による建物の耐用年数延長といった、外断熱建築ならではのメリットも、もちろん備えています。
優れた断熱性能、透湿性能、耐候性を備えながら、非常に軽量にできています。
厚さ50mm、1m2で約5kg
(躯体との接着樹脂モルタルの重量は含まず)
また、直接躯体に張り付ける工法ですから、外装のための特別な加工も不要で、構造躯体への荷重負荷も極めて少なくて済みます。
既存壁面への直張りが可能ですので、古い建物でも簡単に短期間で「外断熱改装」が行えます。
工事は基本的に室外からのみ行われ、電動ドリルや電動カッターのような騒音を発生する工具も使いませんので、改装中でも建物は 外部足場と開口部の工事養生程度の制限を除き、通常通りに使用することができます。
直張り工法ですので、躯体と外装材の間に通気層が不要です。
胴縁や外装材取り付けのための金具なども必要ありませんので、コストの削減や工期の短縮が図れます。
断熱性が高く透湿抵抗の小さい高性能EPSを躯体の外側に張り付けることにより、躯体(コンクリート)が外気温の変化に左右されにくくなり、コンクリートの蓄熱性能を効果的に利用できるようになります。
特に冬季は、室内温度が適温で安定し、快適な居住空間が実現します。
夏季は、冷房効果が飛躍的に向上し、冬季は留守時も気温が下がりづらい「省エネ」の建物が実現します。
また、建物の内部から外気に向かう水蒸気を適切に排出させながら、外部からの雨水などの浸入は防ぎますので、結露の発生が抑えられると同時に 建物の寿命も比較的延ばすことができます。
木造の古い建物でも施工可能で外壁からの隙間風がなくなります。
御見積時、断熱ボード施工後に剥離する恐れがあるため下地調査も行います。
弱ってる部分を取り除きます。
モルタル補修や樹脂注入等で適切に処理します。
外断熱ボードは可燃性のため防炎性のバックラップメッシュで囲うための準備をします。
断熱ボードに接着モルタルを塗り付けし外壁に貼り付けます。
貼り付けたボードにあらかじめ壁に貼り付けておいたバックラップメッシュ(4項)で囲います。
接着モルタルを使用して全体に防炎メッシュ貼付けを行います。
上塗りを行います。
隙間をコーキング打設します。
完成です。
施工10年後に状態確認にお伺いしたところ住民の方から以前は黒カビによるアレルギーに悩まされてたが外断熱工事後黒カビが生えなくなりアレルギーが出なくなったとお喜びの声を頂いた物件もございました。
省エネ対策と防アレ対策に外断熱工事のご検討をされてみてはいかがでしょうか。